下剤の種類と副作用について書いています。市販薬の酸化マグネシウム、ラキソベロン、アローゼン、ヨーデルは
緩下剤、峻下剤として飲み方が注意です。下剤はダイエットで乱用すると大変です!妊娠中も下剤は注意です。
下剤の種類には、塩類下剤、膨張性下剤、浸潤性下剤、刺激性下剤、浣腸・座薬の種類があります。塩類下剤は、酸化マグネシウム・硫酸マグネシウムで便をやわらかくします。腸からの水分吸収を抑制し、水分で便を柔らかくし外に出します。腎臓を患っている方は注意です。膨張性下剤の種類は、便を膨張させます。プランタゴ・オバタや寒天・食物繊維がこれにあたります。腸管内で便を膨張させ、刺激し、蠕動運動を促進させます。ポリープや狭窄があるばあいは注意です。浸潤性下剤の種類にはDSSがありますが、便の中に水分を浸透させて出るようにします。刺激性下剤は、腸の神経を刺激して腸の蠕動運動を高めます。下剤の成分の種類にフェノールフタレイン系のフェノバリン・ラキソナリン、ジフェニルメタン系のビサコジル・ピコスルファートナトリウム、アントラキノン系のダイオウ・センナ・アロエがあります。続けて使うと効かなくなってきますし、一度に飲みすぎると腸に炎症をおこします。妊娠中に飲むと流産早産の心配があります。
浣腸や座薬は、直腸を刺激し運動をおこし、水分で滑らかにして出します。使いすぎると直腸粘膜が麻痺してしまいます。
下剤で市販されている市販薬にはいろいろな種類があります。市販のマグコロール、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウムは塩類下剤で、ヒマシ油は小腸刺激性下剤で峻下剤になります。塩類下剤の種類は、腸内の水分量を増やして刺激し、便を排泄させます。小腸刺激性下剤は腸管吸収を阻害しますが、腸管全体の有毒物を2〜6時間で排出します。市販のプルゼニド、ヨーデルS、アローゼン、ラキソベロンは緩下剤で大腸刺激性下剤の種類です。6〜12時間で出ます。この種類の下剤は栄養吸収に障害はありませんが、けっこう腹痛を伴うことが多いです。市販のバルコーゼ、ベンコール、モニラックは軟便化薬で、腸内で水分により膨潤した刺激で腸運動を高める膨張性下剤、界面活性作用により便を柔らかくする浸潤性下剤などがある。グリセリン座剤、テレミンソフト、新レシカルボンなどの坐剤、ケンエーG浣腸、グリセリン浣腸、薬用石けんは浣腸剤です。下剤の効果が見込めないときに直接直腸の粘膜に刺激を与えます。下剤ダイエットはやらないほうがいいです。失敗談も多いです。最初少し体重が減るだけで、あとは体重も減らないし、下剤なしではお通じが出なくなります。
下剤の副作用は、ヒマシ油は、骨盤器官の充血を起こすので、妊婦には用いてはなりません。月経中も避けたほうがいいようです。フェノールフタレイン系は発疹が起きるかもしれません。ジフェニルメタン系は比較的副作用は少ないようですが、ビサコジルは直腸炎になる可能性もあります。アントラキノン系は習慣性になりやすく、妊婦にはよくありません。塩類下剤の硫酸マグネシウムは、腎障害患者では高マグネシウム血症が起きやすく、硫酸ナトリウムでは、心不全などに悪影響がでやすいです。膨張性下剤では、腸管内で固まりができるので、狭窄している場合、腸閉塞を引き起こしやすくなります。下剤を乱用するとさらなる弊害が出てきます。下剤を乱用すると体内のカリウムが失われていきます。カリウムは体内で筋肉の収縮や神経の働きを保つ役割をもっていますので、カリウムが失われると全身がだるくなったり、筋力が衰えたり、不整脈になったりします。腸の正常な働きも壊されてしまいますので、逆に便秘が常習になったり、肛門の筋肉がゆるくなるため、垂れ流しみたいな状態にもなってしまいます。たかが下剤と思っているととんでもないことになります。